Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

Sagraやってきました


昨日は帯広のフレンチレストラン「Petite Ile Manger」様との恒例のコラボイベント「Sagra」。


これは、いつも野菜を使ってもらっているPetite Ile Mangerの小島シェフと、
『ただ野菜を作る、料理を作る、というだけではなく、
きちんと食材を生産するところから料理を創作するところまでを
一連の一つの作品としてお客さんに提示する』
ことを目的としてやっています。


まっ、それもそうですが、
2人の創り手が気を抜かないでものを作ったときに、
参加していただいた人たちに、どういう反応をしてもらえるか、
が単純に楽しくてやっている気もします。


単純に食事をしてもらう以上のなにかがきっとできるはずだと毎回試行錯誤しながら8回目。
前にも書きましたが、僕は「地道に続けていくこと」ということをとても大事なことだと思っています。
レストランでの開催は6回目で、いろいろ小細工をしてきましたが、
前々回くらいから、
「そのときに採れる一番いいものを良い状態で食べていただく」
とシンプルなものにしています。


なによりそのほうが僕達自身のヤル気と作品を一番良い状態に持っていけるし、
それがなによりのサービスだと思っています。


ドサドサっとそのときある野菜を持っていくだけで
同じことをやっているようですが、
(僕的には)毎回、野菜のできや味が変わり、
その中で「今年はこれが抜群にいい」だとか「これが面白い味に仕上がった」というのがあって、
やはり、というかなんというか、
毎回何も言わなくても、その僕が使って欲しい野菜を中心に小島シェフが組み立ててくれるのが、


面白い。


つまり、「野菜を中心に」と銘打って料理してもらっている中で、
小島シェフへの挑戦!
みたいなところもあって、
とても楽しい!
(持ってった野菜のいくつかは「こんなの使えん」と一蹴されるのですが... それも楽しい(?))


***


個人的な話になりました。


***


前回までのレストラン開催では、
テーブル分けて、それぞれ僕がサーブするときに野菜のお話をさせてもらっていて、
ナスならナスの話は2テーブル目くらいで、僕が飽きてしまっていました(僕は飽きっぽい)。


ということで、今回は島を一つにして、
なんとなく出ている料理の野菜について、だらだらと僕がしゃべり続ける(←食事の邪魔だ)
というスタイルをとらせていただきました。
普段一人ぼっちで野良仕事していて、人と話すことなどとんとないので、
3時間で一ヶ月分くらいしゃべり倒しました。


まぁ、いろいろ話させていただきましたが、
本当は、そんな野菜の話など、別にどうでもいいのです。
結局食べて「美味い」か、「不味い」かです。


だから僕の話なんて食べるという行為や料理そのものに比べたら蛇足以外の何者でもなかったかもしれませんが、


花の名前を知るとその花が少し身近になるように、
僕のくだらない話でも、いろいろな野菜が参加された方に少し身近なものになって、
そういうところから、ちょろっと世界が広がったとしたら、うれしいのになぁ。


というイベントでした。


料理のイベントの報告なのに全く料理の話なし


  ryo