Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

石釜完成!を機に僕なりにWWOOFってものについて


今週一週間、フレンチWWOOFer2人による傑作、完成しました!
石釜だけでなく、周囲の整備、雨にぬれないよう屋根を作り、子供たちが座れるようにちょっとしたベンチも創ってくれました。
僕は設計図を見せてもらい、少し相談し、一緒に買いものに行っただけです。


僕は5年前からWWOOFという組織に入り、毎年20人前後のボランティアの人(WWOOFer)を受け入れています。
WWOOFとは、もともとは、
仕事量が収入に直接結びつかなくお金のない、が、人手が欲しい有機農家と
有機農に興味があったり、単に観光地を廻るのではなくローカルな文化や生活に触れたい旅行者などとの
ニーズが合い、半日の労働と食べ物/泊るところの交換をする制度です。
今は、有機農家だけでなく、慣行農家さんやペンションなどでも受け入れしているところが増えているようですが…


世界的な組織で、僕は学生の時にオーストラリアでほぼ一年間WWOOFをしていました。
一番長くいたファームで1か月半。
そこは変なファームが多いオーストラリアでも特に変なところで、
常時5〜10人くらいいるWWOOFerが常に勝手なこと?をして(住み着いている奴もいたし)、
子供のキャンプの受け入れもしていたホストのMさんは「好きなことしてていいよ」と常に言っていました。
たくさんのWWOOFerを受け入れているファームだったんですが、人気があり常に滞在できるとは限らず、
僕がオーストラリアから帰る前にもう一回訪れようと電話した時も、「今はいっぱいだから」と断られました。
が、「じゃあ、今回はやめるね」と断ろうとする僕に、
「?ryoなのか?何だ、早く言えよ、お前は家族なんだからいちいち連絡しなくてもいいんだよ、早く来い」と。


僕は、ここでたくさんのことを学ばせてもらったし、多くの友もできました。
彼らに僕が受けたものを返すことはできないけど、
僕は十数年の月日が流れ、自分で当時の自分のような子たちを受け入れするにあたって、
自分が受けてうれしかったことと同じものを返せたらと思っています。


だから、人参の草取りが遅れたり、そういうことってとても小さなことだなって。


それよりも、僕は新しく来たWWOOFerさんにまず話すようにします。
「何をしたい?」と
「何でもしていいけど、一日4時間は仕事に充ててね」
「仕事は、僕が必要な時に頼むこともあるかもしれないけど、基本的には自分で考えて、
自分のためでなく、僕や、ここにこれから来る他のWWOOFerさん、社会のために、ってことが仕事だしと思うし、やってほしい」と。


多くのWWOOFerさんは「?」となって毎回指示待ちになってしまい、
それでも頑張って仕事してくれたりしてありがたいんですが、
僕的には、自分の目の前にある仕事とは直接関係なくても今回のように自主的になにかをしようとしてくれるのがうれしくて、
きっと、そういうのって楽しいし、何かを得て帰ってくれると思うんだよね。


自分がされて嫌なことを相手にする人もいますが、
僕は、自分と同じような感動を少しでも人に分けてあげれて、何かが少しでも変わったら、
喜ばしいことだと思います。


眠いし疲れているんで、文が脈絡ないけど、気にせずあげよう
おやすみなさい


  ryo