Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

どう進めばいいのか その1

現在十勝は有機JAS認証を受けている所謂有機農家が23軒(だったっけ?)。
うちのように認証受けていなく、「自然栽培」などと適当にやっている農家も含めると30〜40軒ほどが、全部、もしくは一部を農薬と化学肥料を使用しないで作物を育てている農家(もしくはそれに準ずる規模の作付けをしている個人)となるはずです。


一昔前は有機農家はマイノリティーの極みで社会との軋轢が取りざたされていた時期
(もちろん、これは周りと違うことをすることに対するこの国特有の閉鎖的な思考が理由になっている半面、
他との交流を絶ちがちな有機農家それぞれにも原因はあるかもしれません)
から比べると、全国的に
大手を振って有機農家を標ぼうすることができるようになりましたし、
慣行農家さんとの垣根はほぼなくなり、双方が技術交流できる土壌ができ、
消費サイドからのニーズも大きくなってきています。


ここ十勝でも一部の消費者の方の強い要望もあり、
また、有機農業自体に理解を示され協力していただける方も増えています。


が、しかし、この十勝では、
残念ながらその40軒前後の今ある有機/自然農の農業者の相互交流はあまり活発と言えません。


まだまだ駆け出しで、そういう意味では「若手」なのかもしれませんが、
40から数えるほうが早くなった僕より下の農家さんは数人しかいません。
そして多くの先輩方は後継者がいない状態にあったりします。


近年の消費者の(一部かもしれないけど)の有機ニーズと、
今の生産者の現状とのギャップはどこにあるのか?


国が大規模化を推進している今、
国内で唯一そのこの国に合わない政策に(形だけでも)ついていけそうなこの十勝で、
小規模、もしくは中規模の有機農業を言うものが成り立つのか、
どう僕たちは進んでいけばいいのか、


暇な時のシリーズ化として考えてみます。
ただ、忙しくなったら放りだすかも。


  ryo