Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

とり

毎年恒例、今年で6回目となるトリを絞めるイベント。
今年は料理教室という形を採らず、友人数人にお手伝いしていただき「謝肉祭」という形で開催しました。


料理にウェイトを置かない代わりにトリにきちんと接しようと、
それでも食べ物を作っているもの、今はどうかは別として「美味しいもの」と作ることを目指しているものとしては、
参加して下さった方に意地でも「美味しい」と言ってもらって帰って欲しい。
なにより、自分が半年の間世話してくれたトリを、きちんと「美味しい」という形で見送ってあげたい。
そういうイベントでしたので(少なくとも僕の中では)、提供する食べ物に手を抜かないようにしました。


前日の仕込みと、今日も朝一からひたすら下処理や準備...


・・・間に合わず。


一緒にやってくれる仲間がいてくれてよかった。


Yさん×3、Kくん、助かったよ。
愛してるぜ。


彼女らがスタッフとして参加してくれて、
僕が参加者とトリと格闘している間にいろいろ作業をしてくれたおかげで、
お昼も皆(そんなに)おなか空かずに回せたと思うし、満足してもらえたと思います。
もちろん、参加者の方々もいなければ成立してなかった、
というか、人数少なかったら寂しかったので、
今日は多くの方に参加していただき、ありがたいかぎりでした。


写真はY嬢から手に入れたら載せます。


例年よりも1時間遅いスタートだったのですが、
鳥絞めから解体までの一連の作業は、
それだけに絞っていたために、丁寧にやる事ができたと思っています。


ギリギリまで決まらなかった(決めなかった)料理も、
・トリの白ワイン煮
・玄米のトマトとボルチーニ茸のリゾット
・トリと根野菜のBBQ
・キクイモのポタージュ
・季節の野菜のサラダ
・スコーン、青トマトのジャムと
と計画(そんなものがあればね!)通りに作ることが出来ました。


***


今までは、いろいろな説明を入れたり、畑の話をしたり、
そして、トリや食べ物の話をする時間、参加者の感想を聞く時間をとっていたのですが、
今日は焚火を囲みながら、そういった話はしないでなんとなく始まり、終わる感じ。


僕は、そんなんでいいと思っているんですよね。
トリを絞める。だから「感謝しろ」とか「いい経験になるだろ?」なんて、
僕が押し付けることではない。
それぞれが、それぞれの感性で感じてもらえれば、そこに正解も不正解も無い。
ただ、命を自分の手で刈り取り、それを食べる、という、ごくごく当たり前のことをしただけなのですから。


うちの野菜も、「こうこうこういう風に作っているんですよ」
とかなんとか、薀蓄を語るべきでもないと。
食べみて美味しかったら、うちの野菜や、作り方、生き方に興味を持ってくれるかも知れないし、
そうでなければ、それは、僕がもっとがんばらなければいけないだけの話です。


来年からはもうちょっと、この方向で、いろいろやってみたいです。
適当に集まって、何かみんなでして、焚火囲んで、野菜食べて、笛吹いて、歌歌う感じの。


  ryo