Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

マレーシア 2018.1.20〜1.30


この5年くらい日和ったヨーロッパや
(別に日和ってるわけじゃないけど行くのが毎回冬だから寒くてちゃんと宿に泊まったりしていました)
結婚式2泊3日台湾強行とかだったんで、久しぶりに無茶な旅。


マレーシア、全く知識なかったんですが、
とりあえずあそこらへんなら熱帯雨林、つまりジャングルだろうと、
マレー半島の中央にあるクアラタハン国立公園へ。
クアラタハン国立公園の横の村の近くはまぁ、観光客がたくさんいる観光地なんですが、
僕はリアルジャングルを見たい。
というわけで、いくつかある動物観察小屋も兼ねたジャングルの中の小屋の中で一番遠くにあるところを目指すことに。
入口で、「そこに行くには川渡らなきゃなんないしガイドいないとだめなんだよね」と言われたのですが、
「お金ないからガイド雇えんけど行きたい」と頼むと、「まぁ、行ってみろ」と安易に許可してもらいました(いいのか?)


「途中腰までの川があるけど、道あって、大体6時間半くらいかかるよ」
とのことだったのですが、
色々な大型の動物、特にゾウ、彼らのせいでばたばた樹が倒されたり、道がふさがっているわ、
かつて方向示してあったと思われる標識(というたいそうなもんじゃない)も壊れてそこらへんに転がっているわで、
迷いに迷い、延々と時間がかかりました。
とりあえず川までたどり着き、渡ったのはいいのですが、その先はさらにめちゃくちゃ。
道がさっぱりわかりません。
しかたないので自分で目印つけつつ進んだのですが、
日が暮れかけているのに、全く山小屋の気配なし...


暗い中戻るわけにもいかないので、
しかたなくジャングルの中で野宿...


動物探しに行ったはずなのに、
『頼むから動物来るな!』状態で、
なんもしないと不安なので周りの樹をかき集めてバリケードを造り(←気休め)、
「あぁ、明日は来ないかもな」と思いながら寝ました。


ありがたいことに、ゾウにもトラにもヒョウにもオオカミにワニにも襲われませんでしたが、
夜中近くで大きな動物が何かをなぎ倒すような音や、
いろいろ吠えている音、だめ押して深夜からスコールで寝袋だけだったのでびしょびしょになるという、
最悪の夜。
それでも5時間くらい寝ましたが。


まぁ生きていました。


生きているって、素晴らしいですね。
朝陽を見れるってすばらしい!


さんま師匠の言うとおり、
生きてるだけで丸儲けです。


てなことがあったのですが、
その後もめげずにもうちょっと村に近い山小屋を探して寝たりしながら結局5日もいました。


ただ、もうジャングルはお腹いっぱいです。
ちょっと歩くだけでヒルがうじゃうじゃついてくるし...
少なくとも、僕の人生で、もうジャングルで野宿はしなくてもいいかな、と思っています。


  ryo