Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

2002.11.27 ベトナム ハロン

今日も雨・・・乾季じゃないのか?


昼間では他の観光客と一緒にハロンに帰る船中で、何もなし。
一人が乗り遅れて町に着いたのは昼過ぎ。


一休みした後、ぶらぶらと街歩き。
全くものを買う気はないのだが、土産物屋をひやかしてまわる。が、すぐに飽きる。
通りのレストランでウェイトレスの女の子が普通に客席に座って中国語の勉強をしていたので、ひやかしながらしゃべっていたら、海底トンネルを掘りに来ているという日本人のおっさんが来て、ビールをご馳走になる。なにやら世界中の海底トンネルを掘る仕事をしていると言うことで、世界中の海底トンネルを掘ることについて少し考える。
結局ビール一杯で夕方まで居座ってしまった。


夕食は、このままレストランでとると自分を勘違いしてしまいそうなので、再認識するためにも屋台に行き、おかゆ(5,000ドン)。満腹。話は通じなかったが乗り切る。


さらにだらだらしていたら泊まっている宿の子にばったり会い、女の子のいるバーに行こうと誘われたが丁重にお断りし、道端の露店でお茶を飲む。露店のばあちゃんと片言のベトナム語で適当にしゃべりながらトウモロコシを焼くのを手伝っていたら、なにやらいろいろと優しくしてもらい(例によって何を言われているかは不明)。何故だか独りで店番をさせられる。お客さんはポツポツ来るので、適当にお茶を出し、トウモロコシを焼く。代金はあっていたのだろうか?後からばあちゃんが女の子(孫?)をつれて帰ってきてからも、居心地が良かったのでお店終了(11時半)まで手伝う。
途中雨が降ってきた時に女の子に引っ張られ、近くのレジャーランドに忍び込み、パラソルを拝借してくる。なんと言うか、たくましい。


宿は蚊帳がなく、蚊が入ってくる。眠れないので、しかたなくトイレで就寝。


(解説)
ハロンと言えば、世界遺産であるハロン湾・・・ということでまずは眺めていたのだけれど、近くに行ってみたいという欲求を抑えきれず、ガラにもなくツアーに参加したのです。・・・失敗でした。この日は午前中ずっとツアーだったはずなのですが、何も書いていませんね。・・・風光明媚なところは遠くから見るから良いのでしょう。
ハロン湾に行ってもツアーには参加しないほうが良いでしょう。
確かにハロン湾の鍾乳洞はきれいでした。ごてごてした電飾さえなければ。。。


でかなり参ってしまって午後は散歩でもと街に出かけたのですが、さすが観光地、かえって疲れてしまいました。が、そこが金のないたびの面白いところ、まさか言葉もしゃべれないのに夜中までトウモロコシを売り続けるとは思いませんでした。
パラソルは手馴れたもので、露店の女の子は通り向かいの中国資本のレジャーランドに迷うことなく行き、防犯用の鉄柵に毛布をかけてよじ登り、倉庫から、おそらくアイスクリーム販売などに使うであろう大型のパラソルを持ち出してきました。手馴れています。ちなみに雨がやんでからちゃんと返しておきました。


ツアーで少し観光客にあてられたので、「いやこんなことしていたら駄目だ」と言う気になって食べたおかゆですが、ベトナムで屋台で安く食べられるものは、おかゆかフォーです。5,000ドンは当時のお金で10円から20円くらいだったような。。。
宿は最下層の宿なので、蚊帳が置いていませんでした。東南アジアはどの国に行っても蚊に刺されています。まだ死んでいないので大丈夫でしょう。
こんなにケチった旅行をしていたのに、この2日後には有り金盗まれ、また無銭旅行に。ベトナムには2回行って、2回とも有り金がなくなっています。
まぁ、お金がなくなってからの旅が本当の旅なので、いいのですが。