Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

2015年総括


恒例の総括です。
別に公開する必要ないんですが、
どっかに書いとかないとどういう年だったか忘れてしまうので書いときます。


今年は春先から水不足に悩まされた年でした。
からからで植えた苗は枯れるわ、植えようと時期を見計らっていると植え遅れるわで散々…
折角ハウス2重にして苗立て好調だったのに、定植期はがっかりと焦りの連続でした。
おかげさまでお客さん増えているのに、
「あぁ、採りつくして来週出すものない」
と何度胃が痛くなったことか…
よく乗り切りました。


定植後もからから…
水が欲しい一部の野菜たちは、スプレッサーなんていうオサレなものがないうちの畑では、
なんどありったけのホースを直列にして水を撒いたことか。
家庭菜園か!
今までに見たことのない額の水道代の請求書きたyo


とそんな春先だったのですが、蓋を開けてみると、
「干ばつに不作なし」の言葉通り、軒並み例年を上回る野菜に恵まれました。
(まぁ、これはどこもそうだったのですが)


***


課題だったアブラムシ対策。
一昨年ひどい状態だった春一のハウス葉物は、
「無肥料」「低温管理」「粗植」の自然農の教科書に出てくるような管理で問題なし。
ただ、育苗ハウスに出てしまい、苗から果菜類に。
春先の乾燥もあって、全体的には今までで一番ひどい害が出てしまいました。
途中までにんにくのエキスかけたりしていたのですが、追いつかなくなり、
結局「神頼み」。
ここでいう神はニアリーイコールてんとうむしです。
「神頼み」というとかっこ悪いけど「生物防除」というとかっこいいのは気のせいだろうか?
うちの場合、勝手に増えてくるまで待っているので、やっぱり「神頼み」的要素が強いですが…


きちんと生態系を保持してあげると、
何か一つが大幅に増えるという状態は長続きしないのが面白いところ。
経営的に一時的(たまに一時的じゃなくなる)な収量の落ちをどうとらえるかですね…
うちは今年くらいなら、他のものでその間勝負していていいかな。
ただし、育苗時のアブラムシ対策は何か考えます。


***


個々の作目で言うと、
今年は露地オクラ、ゴーヤ&四角豆などの沖縄野菜、スイカなんかの果菜の一部がおもわしくなかったです。
路地オクラは年によって良い時と悪い時が違いすぎるので、
もうちょっとコンスタントに育てることのできる方法を考えます。
ゴーヤなんかはハウスのスイッチの問題。ハウスエンドウ辛いだけなので量減らしてもいいかなぁ。
イカなんかは苗のアブラムシですね。


トマト類は、散水チューブ導入により、乾燥器を乗り切り、量は多く採れました。
味も合格点だったと思いますが、もうちょっと絞っても良かったかな。
茎が太くなりすぎたので、窒素量と植え時期再考します。苗立ても。
尻ぐされ対策に有機の水溶性カルシウムを試験的に使った株の生育が良かったので、
来年は全株でやってみようかな。
ただ、僕の周りで、あまり有機のカルシウム液肥ってないんですよね…
だれか教えてください。


良かったのは、タマネギ、ビーツ、大根
タマネギは、苦節??7年やっとそこらで売っているのと同じくらいの大きさの玉のものが採れました!
ビーツもタマネギの隣でやったからでしょうか?
うちで一番手をかけているエリアです。来年大丈夫か?
大根は例年よりも鶏糞多めに施肥し、夏場もえぐみが抑えられたと思います。
あまりやるとただ甘くなるだけなので、どこがぎりぎりの線かですね…
あぁ、あとこれも何回目かの挑戦で初めてアーティチョークが採れました!


その他例年と同じくらいでも、全体的にマニアックな洋野菜が出ましたね。
初めてビーツやパースニップが完売しました。
韓国ズッキーニ、トレビス、パクチーもよく出ましたね。
やっと時代が追いついてきたか?
これで調子に乗って来年もっと作るとまた売れないんだろうな〜〜〜


でも、調子の乗るよ♪♪


来年はもっと変なもの作ろう♪


  ryo