Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

日本カボチャ


カボチャには3つの種類があります。
今スーパーなどで見かける、所謂カボチャは「西洋カボチャ」
明治時代になってから日本に来た南アメリカ原産のカボチャです。
流通している8割が西洋カボチャで、
冷涼な気候を好み、北海道の生産はほとんどが西洋カボチャです。


一方、16世紀に日本にやってきた中央アメリカ原産の「日本カボチャ(東洋カボチャ)」は、
ごつごつとした外見が特徴で、日向カボチャ、鹿ケ谷カボチャなどが有名です。
西洋カボチャよりも温暖な気候を好み、滑らかな舌触りと控えめな甘さで煮物に最適です。
この2つは染色体数も違い、交雑もしないので、
カボチャといっても、別の種類と考えたほうが良いかもしれません。


僕は、どちらかというと日本カボチャのほうがすきなのですが、
そう、甘くないからという、個人的な理由なのですが、
いや、甘いのは甘いんだよ。
なんというか、とりあえず炊いときゃいいや、ほくほくで甘いのが良いや、
ピューレにしても甘いほうが良いや、みたいな田舎くさい西洋カボチャと比べ、
「まぁ、少し落ち着いて食べてみたくださいな」
みたいな上品な日本カボチャのほうが僕にあっているのです。
都会人ですから。


・・・すみません、ただの個人的嗜好です。


そこで、売れる西洋カボチャを減らしてでも作っている日本カボチャ:菊座かぼちゃの
「平安小菊」です。
昨年全く売れなかった割には、これまた作付けを大幅に増やし、
果敢に北海道で作っているわけですが、
ソーメンと違い、こちらは意外と人気で1週間で100個は捌きました。


ついに時代が追いついてきたか?


そーめんも、月曜の直売で10個裁けたし、
(そのうち4個は人にあげたのだけれど)
焼け石に水とはいえ、そろそろ西洋カボチャの黄金時代にも陰りが見え始めたな、
と思う今日この頃でした。


  ryo


カボチャのもう1種類は「ペポカボチャ」
ズッキーニやコリンキー、ソーメンカボチャがこの仲間。