Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

moratorium

ここでも散々書いているが、何を隠そう(って全く隠していないけれど)、僕には友達がいない。
いや、少し語弊があるな。自分への自己弁護のために、
「今現在、周囲に友達がいない」くらいにしておこう。
これならダメージが若干少なくなる。あくまで若干だが。


これでも、夏場はそこそこ忙しいので、
起きる→仕事する→寝る
の繰り返しで日々が過ぎ去っていき、
この「友達がいない」という事実にあまり向き合わなくても良いのだが、
何かのイベントごと(僕が生まれた日とか、昔の西洋のおっさんが生まれた日とか)、
そして、冬の暇をもてあましている日々においては、
この「友達がいない」というのが暑い日に畑で飲むビールと同じくらい身に沁みる。


このごろも、そう。
この正月という一大イベント(でもねーな)においては、
(少なくとも僕の中のイメージでは)、
カルタをしたり、麻雀をしたり、花札をしたり、人生ゲームをして過ごすものと古来より決められているはずなのに、
どれも独りだとなかなか手を出しにくいものばかりだ。
せいぜい百人一首を端から読むくらいだが、
今時の中学生でもあまりやらないだろう。


仕方が無いので、今日は独りでエア人生ゲームをすることにした。
なぜエアかというと、現在我が家には人生ゲームがないし、
この間帯広に行ったときに買おうかな、と思ったのだけど、
独りでやるためだけに人生ゲームを買うという暴挙にはさすがに出てはいけまいと、
僕の理性が引き止めたからだ。


このごろは大人になったので、いろいろ留まることが出来るようになった。


で、さすがにいくらエアでも、プレーヤーが独りだと空しいので、
4人で遊ぶ想定で始める。
2人だと寂しいし、
3人だと、仲の良いウサミと仲の悪いウサミが別れて2対1になったときに、
あとで気まずくなるとまずいので、少し配慮をしてみた。
独りで遊ぶときにも気遣いを忘れないようにする。



どのウサミも人生ゲームにありがちな、波乱万丈の人生を歩んだようだが、
どうしてもウサミCは最後まで結婚できずに、そこそこの人生で終わってしまった。
世の中金じゃないんだよ。と嘯いてみたけれど、
ゲームの中くらいでは夢を見たいものだ。
ウサミBはアイドルを目指していたのだが、何の因果か銀行員になり、無難な人生を歩んだようだ。
AとDは...


もういいや。


人生ゲームは独りでやると、想像力でプレーヤーを増やしても空しいことが判明。
あまりお勧めは出来ません。


  ryo