Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

嫌だったら、山田さんの子になりなさい

麦音直売日。
一週間の中で、直売の日だけが、くつろげます。
今年の月曜日は僕のところと小野寺農園さんの2件だけの出店ですが、
小野寺さんのところの販売員のSさんは、とてもよく出来た人で、
僕のボケに律儀に突っ込んでくれます。
ありがたいです。


ありがとう。


ひさしぶりに心からお礼の言葉を出せました。


普段は何処まで続くか分からないような、
というか、果ての無い草取りをしながら、
「これは使える」という小ネタを考え、
そして、あとで思い返してみると、大して面白くなかったり、
仕事終わるころには忘れてしまっていて、悔しい思いをしています。
しかし、その試練を乗り越え、生き残ったネタも、誰も突っ込んでくれないと、


つまらない。


そういう、僕のオアシスのような月曜日です。


僕はテレビを持っていないどころか、携帯ラジヲも持っていないので、
草取りするときには、たまに音楽を聴くか、自分で歌うくらいで、
基本的には無言で黙々と作業しています。


これを聞いた人や、見た人に、
「まじめだねぇ」
やら、
「飽きないの?」
などとよく言われますが、
そんなことはありません。
何も無いようで、トリのさえずり、虫の音、風の声、遠くの高速で誰かが覆面につかまった音...
静寂はただの静寂ではなく、
その日その日違った音を聞かせてくれます。


ラジヲも面白いし、好きですが、
無いなら無いなりに、また違った世界があり、違った充足感があるのだと思います。


例えば山田さんちにファミコンがあったからといって、
別にそれを欲しがるよりも、無いところで遊べる良い子です。


そんな感じで、直売後もせこせこと玉ネギの草取りをしていました。

草をとれば、ネギっぽいです。
玉になるかどうかは別問題ですが。


  ryo