Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

Tさんご夫妻

彼らは、僕がまだサラリーマンで、
帯広の街でいいかげん飲み歩くのが疲れてきた頃に、
お世話になった人の紹介で行ったお店のマスターとママさんです。
それから飲みに行くとなると、ほとんどそこにしか行かなくなり、
会社を辞めてお金がなくなって、
あまり飲みに行く機会がなくなってからも、
機会があると顔を出していました。


マスターはうん十年もピアノを弾いて回っていた方で、
顔に似合わず、とても優しい弾き方をしました。
僕は、お客さんがへたくそなカラオケを歌うときに、
マスターが少し困った顔をしながらも、うまいことテンポを合わせるさまや、
たまに拍子をとるために、(あまり意味なく)「ジャン」と音を出すさまが好きでした。
もっとも、僕が行って弾いてくれといっても、
「めんどくさい」とほとんど弾いてもらった記憶はありませんが...


ママさんは、僕や僕のイヌをいつも気遣ってくれ、
というか、主に僕のイヌを気遣ってくれ、
よくマイトのご飯をいただきました。


そんな彼らは、先月でお店を他の人に譲り、
時間が出来たということで、遊びに来てくれたわけです。
雨だったので、外を歩くことは出来ませんでしたが、
わざわざ来ていただいて、ありがたかったので、
「暇になって、ぼーとしてるとぼけますよ」
と伝えておきました。


  ryo