Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

ターニングポイント

選挙結果は多くの予想通り低投票率、自民の圧勝。


この時期に解散総選挙を行ったのは、多くの報道にあり、周知の通り、
・野党の選挙準備が整っていなかった
・次の国会で集団的自衛権に関する法案を無理やり通す
原発の再稼動の実施
・TPPの締結
アベノミクスのメッキがはがれる前のドサクサ
なのでしょうが、
それに乗っかった国民である自分達は、情けないばかりです。


そして、今の品のない総理大臣に4年のフリーハンドを与えてしまったことになります。


一番の問題は、といっても問題が多すぎてどこから指摘すればいいか分からないくらいですが、
今回の争点となった経済政策でしょう。


先日、経済協力開発機構OECD)も報告書で「成長の恩恵が自動的に社会にトリクルダウンすることはない」と指摘しました。本来独立した金融政策を行うべき日銀が、今の政府に沿って更なる金融緩和を行い続ければ、そして「第二の矢」とのたまいながらプライマリーバランスを考えずに、公共事業、補助金に予算を使い続ければ、円の信用は必ず落ちるでしょう。


別に砂上の楼閣でままごとをして株価に一喜一憂している人たちがどうなろうとかまいやしないのですが、
経済政策の失敗から国民の目をそむけるために、今までこの国、そして多くのほかの国が歴史的にやってきたことは、
外に目をそらすこと、大量の消費を促すこと、戦争でしょう。


おそらくこの4年で、この総理は、
・道徳の教科化
靖国参拝中韓を刺激し、国境で小競り合い、それを機運に憲法改正
くらいはやりたがっているのでしょう。


憲法改正のために、参院選まではおとなしくしているかもしれませんが。
あまり良くない流れで世の中が進むと、
昨日の選挙は、将来の日本の歴史を決めたことになるかもしれません。


***


それでも、こういう結果で出たということが、この国の民意であり、現状なのでしょう。
選挙に半分が行かない程度の民度の国であること、この世間が信任されてしまう国であること、
それを踏まえ、僕らが何かできるとしたら、


より、
この人たちやこの国の影響の無いところで暮らしが成り立つような生活を創り上げることだと思っています。


お金のために生活しなくても、もう、いいと思いませんか?
むしろよりお金を稼がない(より人や世界から物を奪わない)仕事をしたり、
なるべく物を買わない生活をしたり、
欲しいものは、自分達でなるべく手に入れる生活にシフトしたほうがいいのじゃないかと考えています。


もう、お金を基準として、誰かの作ったものを奪ったり、かき回して利鞘を得るのではなく、
いろいろな人を協力して物を創りだし、分かち合うところに喜びを見出してみてはどうでしょうか?


自分達の周りを自分達でコントロールできるようになること、
それが民主的な社会を創り、真に自立した生き方を選択するための一つのアプローチだと考えています。


***


興味ある人は、
一緒に食べ物を創りましょう。
動物を飼いましょう。
家を建てましょう。
衣服も創れるでしょう。
自然が共にあれば遊ぶものに事欠きません。
絵や音楽もあふれていれば喜びはあるでしょう。
多くの人と知り合えば、遠くの国に行くことや違う文化に触れることも出来るでしょう。


他に僕達には、何が必要なのか?


  ryo