Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

遅ればせながら野菜送付の会員の募集です。


すっかり遅くなってしまいましたが、
2016年度の野菜会員募集です。


平たく言うと地方発送です。
送りは都会が多いので、どっちが地方だかわかりませんが。
「ベジ会員(月2回送付)」と「少なめベジ会員(月2回送付)」とやっています。
いずれも定型80サイズ(3辺の計が80cm)の箱に、その時の良い状態のお野菜を詰め合わせて送っています。
大体8〜10種類くらい入ります。
料金その他詳しくはこちらを見てください↓
http://vegfutaba.web.fc2.com/member.html
更新していませんが、今年も料金据え置きでやります。
社会から外れて生きているので消費税など上がろうが下がろうが関係ないのです。


そうそう、配達範囲のお客様は、
配達の方がより鮮度の良いものを毎週お届けできるので、
配達の方がお勧めです。


***


さて、毎回同じようなことを書いていますが、
あまり真面目なことを書く機会がないので、たまには書いておきます。


拙菜園が多品目をやっている目的の一つに
「食べ物を軸とした細く長いコミュニティーの形成」
があります。


今だと大体年間200種類以上の野菜を育て、おそらくそんじょそこらの八百屋さんにも種類では負けないでしょう。
「顔の見える生産者」という言葉は良く聞きますが、
拙菜園は「顔の見える消費者、お客様」とやり取りしたい。
野菜に対する想い、作り方、自然農・持続的な農という生き方、さらにそこから広がる本当の意味での自立と繋がり、
そういったものを生産者、消費者というくくりを外し共有したいと思っています。


考え方はCSA(Community Supported Agriculture)に近いですが、
生産物の共有はまだしもリスクの共有、というところの理解がなかなか難しい面とともに、
僕が職人として自分の技術に厳しく対し仕事をしたいと考えているため、
現段階では、お金というツール(あくまでツールとして)を通し、より分かりやすい形でやっていこうと考えています。


将来的には、野菜が採れるシーズン中に限りますが、
その間は、僕のこと、生き方、野菜の味を信頼していただけるお客さんの食卓に上がるお野菜はすべて拙菜園のもの。
そういったコアなお客さんが増えて行って頂けると面白いと思います。
僕は、距離を外した中の、「野菜を作る係」。


もちろん対価はお金でなく、その方の他の生産物、技能になってもかまいません。


現在の貨幣至上主義の政治・経済は、これからどんどんほころんでくるでしょう。
それでも今の経済システムにつかりすぎていると、
自分では良くないと思っていることもしなくてはならないかもしれませんし、
「違う」と思っても「違う」と言えないかもしれません。


デモは無意味とは言いませんが、違う意見と闘うことも時として必要ですが、
生きていくために必要な食べ物を作り、なるべく外的な力に左右されずに生きること、
そういう地道なやり方、闘い方を選んでいます。


つまり、もっと美味しい野菜を作ってやろうということが、僕のやり方です。


そんな感じなのでよろしくお願いしますm(__)m


  ryo