Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

映画:Oceans


地元の市民映画館「CINEとかち」で「Oceans」を観て来ました。
WATARIDORI」に続く自然ドキュメンタリーだけあり、映像は文句なし。
映画館で観る事が出来て満足な映画の一つでした。
というか、どうやって撮ったんでしょうか?
いいな、こういうのを撮る仕事をしてみたい。
嗚呼潜りに行きたい。行きたいったら行きたい。
と駄々をこねそうになるほど潜りに行きたくなりました。
初めてマンタ、グレーノースシャーク、様々な色のヌーディブランチを観た時の心のゆれを思い出させてくれました。


難を言えば、ナレーションはやめて欲しかった。
テレビのドキュメンタリーと比較し、映像で魅せられる作品だっただけに蛇足感が残りました。
後半一部説教くさいシーンがあったことも個人的には残念です。
言わんとしていることはものすごい分かるし、分かりやすくしなければ分からないことも確かなのでしょうが、そんなこと(ひと)だけではないでしょう。もしくはもう絶望すべきか。
捕鯨反対や環境保護についても感情論だけではなく、論理的にも語られなければいけない問題で、それは言葉に出来るのだけれど、あえて感覚的に理解できる映像を通しては説教くさい作品にして欲しくなかったです。
その点「WATARIDORI」はすばらしかったのだけれどなぁ。
それからの世の中の変化のなさをみると「分かりやすくする」気持ちは痛いほど分かった上で。。。


ところで、この「CINEとかち」では発足当初のほうでボランティアで映写機を回したり、ヴィスコンティの「山猫」の自主上映をさせていただいたりしていました。小さいけれどいい映画館です。僕は今日久しぶりに行ったので、なんだかスタッフの人に顔をあわせるのが恥ずかしい感じでした。


  ryo


>>CINEとかちOceans
http://cinetokachi.net/