Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

美味しい野菜を作ろう その0

不定期更新シリーズ


こういったやばそうなネタは、
ヤル気ね〜、だとか、愚痴ネタに挟んで目に止まりにくいようにします(誰の?)。
いや〜、だって、素人の僕が偉そうに書くと角が立つからさぁ。
プロの人は見ないでくださいね。


***


前回品種選別について書いて、
その2を書こうと思っていましたが、
その前に、もっと基本的なところが大事だよなぁ、と。


つまり、何を持って「美味しい」とするのか?
もちろん、人によって違うことが当たり前、
僕だったら、甘いものが嫌いなので(美味しいと思わないので)、
どうしてもカボチャやトウキビが適当になります。


いや、そんな話じゃない...


だから、例えばカボチャなら、ただ甘ければいいのか?
それなら高糖度の品種を作っていりゃいいのか?
・・・う〜ん、現実には「甘い、甘くない」「ホクホク感があるか無いか」
で「美味しいかどうか」が決められてしまうことが多いので、
それでもいいのかもしれないけれど...


それじゃあ、皆ダークホースつくりゃあいいんだよ、ダークホース...
(このごろやさぐれ気味...)


いや、ちがう...そもそもカボチャを例に出すから、脱線するんだ...


***


「おいしいものを作ろう」ということは、言い直せば、
「どうしたら『美味しい』という最終目標を正確に把握し、そこに近づくように作品を作れるか」
でしょう。
つまり、何を持って『美味しい』かの認識が出来ていないと、
自分の作品に対する評価が出来なくなってしまいます。


有機質を多投すれば、『美味しい味』になるのか?
教科書通りの施肥を行えば、
土質の状態を把握するには、
全部、結果をフィードバックしないと惰性的な作業になってしまうと思います。


***


では? どうすれば自分の味覚を鍛えることが出来るか?
これは、
美味しいと言われるものを、いろいろ食べてみる、
しかないでしょう。
美味しいと人に言われる料理を、自分でいろいろ作ってみる、
でも良いかもしれません。


あるレベル以上の料理人が、プロとして仕事をするうえで、その素材についての造詣を深めるように、
あるレベル以上の百姓になるためには、そのアウトプットとしての料理に対する造詣を深める必要があると思っています。
少なくとも、どのラインを狙ってものを作るのかは。


名前が売れているホテルの料理が必ずしも美味しいいわけでは無いし、
名前が売れている農家の野菜が必ずしも美味しいわけでもない。


美味しいものを作るには、
まず、何が(自分にとって)「美味しい」かを判断できる冷静な味覚を得る必要があるのではと思っています。


  ryo