Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

がんばれフードバレー

帯広では、「フードバレーとかち」として
日本の食糧庫を自認する十勝全体の農産物、その加工品を利用した地域活性化戦略を進めています。
が、その盟主である帯広市の子供達の給食が今問題になっています。
僕は帯広の人間ではないので、大きな声でどうこうしなければ、
といえない立場ですが、内容があまりにもひどい!


お昼ごはんというより、餌のような...


例えば、ある日のメニューは、
・うどん(煮込んだままセンターから運ばれてくるようです)
・パン
・冷凍食品2ヶ(写真で見ると大きな皿にチキンナゲット大のもの2つ...)
・牛乳
・・・


今から新しく建設するという給食センターも、
朝8時半から2時間の調理時間で14,000食を一度に調理するというもの。
当然、現状と同じく冷凍食品を温めるという手法にならざるを得ず...


***


生産者の端くれとして(本当に端くれだけれど)、
複雑な心境です。
なぜ、フードバレーと大きく謳っている帯広市が、
子供達の食に対して何のイメージももてないのでしょうか?


贅沢なものを食べさせろというわけではなく、
もっと温かみの感じることができるものを、
子供達が地域に誇りを持てる食事を、
行政として取り組んでみてはいかがなものでしょうか?


***


この箱物ありきの旧態依然とした閉塞を打破するために、
帯広市の方々が活動しています。
せめて、もう少し地元の農産物を食べさせてあげたい、
温かいものを食べさせてあげたい、と。
僕も少し署名活動の用紙を預かっているので、
志に共感していただける人は、ご協力お願いします。


食、教育、はどちらも経済原理で左右するべきではない、
次世代を担う子供達に対し、社会全体でバックアップするべき問題だと思っています。


世の中の不自然のすべてを変えることは難しいでしょうが、
せめて、子供達の問題だけは大人たちが見守り、
子供達が自由に選択可能な社会の形成を目指したいものです。


  ryo