そんなことはいいのですが、
これが巷で噂のパースニップです。
ニンジンとゴボウのあいのこのような野菜(セリ科)で、
蒸すとジャガイモのような食感があります。
そして、なによりも、臭いが...
一見、別に作っている白ニンジンと間違えそうですが、
葉が違い、白にんじんの方は、普通のチリチリのニンジンの葉ですが、
こちらは、鳥の羽のような葉がついています。
今収穫したものは、葉を切って保存するので、間違えそうですが、
パースニップのほうは、どちらかというと根元から括れがあり、
全体としてにんじんよりも三角形に近い形をしています。
また、外周を囲む節が連なっており
〜ニンジンにも、似たようなものがありますが〜
パースニップは、それが連なっているのが特徴です。
まぁ、趣ですね。
特に植物調査・研究を専門にしている人がよく使いますが、
本来なら細かく芽や樹皮などを見て判別しなればいけないものでも、
「趣」という言葉でさくさく同定してきます。
これは決して勘だけでなく、経験と、周囲の環境、枝ぶりや花弁のつき方などから判別しているのですが、
それを踏まえて、なお、あいまいな意味を含む「趣」と言う言葉を使います。
勘や思い込みだけではうまく行かない、理詰めでもうまく行かない、
あいまいさを残した、この「趣」という言葉が、なんとなく、僕は好きです。
・・・
仕事は、あい変わらす、ジャガイモ選別。
明日雪が降るとのことなので、
作業機を整理しようとしましたが、デガーは長すぎ、カルチとロータリーカルチは幅が広すぎて、
折角整理した倉庫に収納できませんでした。
しかたがないので、ロータリーとトラクターのみ収納。
空いたスペースには、他のもの入れます。
残された少し哀しげな作業機たちは、
(残されたものはいつも哀しい)
ブルーシートで覆ってあげました。
少し楽しくなりました。
クリスト&ジャンヌ=クロードの気持ちが分かります。
なんだか、トラクターの操作がヘタなのと、
作業機がうちへの進入路の少し傾斜の場所においてあったので、
(デキスターにはサイドブレーキがない!)
傾斜で下がってくるトラクターを全身の力で押し返しながら、無理やりつけたりはずしたり。
久々に汗だくになりました。
ニンジンとパースニップは全部収穫終了。
暗くなって家の電気とクルマの電気をつけて首切りと箱詰め。
最近は、日が短いので昼飯食べずに仕事しています。
食べたいものもないですしね...
ryo
明日は配達日。
今年も残すところあと2回。
昨日の雪と寒気でさすがに路地の葉物は駄目になりました。
生き残っているのはほうれん草と雪葉、ケール、芽キャベツくらい。
明日の注文は、麦音の常連さんから2件。
直売で見知っているので、いろいろ任せていただいています。
こういうお客さんがいてくれることは、
純粋にありがたいと思います。