Paca Kajero

うちの菜園の状況などを徒然に

もんじゅはどこまで安全か?

1995年にナトリウム漏れ事故と、それに関する情報隠蔽で長年停止になっていた、
高速増殖炉もんじゅ、今年から運転再開していますが、
本日炉内で事故があったようです。


運転再開一年目で、点検にも念を入れていたはずの本年でこの状態ならば、
これからが思いやられます。


安全性は、構造や技術としての問題は勿論、
一番問題となるのは、現場でのミスでしょう。
そして、人ならばミスが生じてあたりまえだと言うところから議論をスタートさせる必要があると思います。


万一の事故の菜に、その場にいる作業員をはじめ、地域の住民の方々、
農業・漁業・畜産業、自然環境に及ぼす影響を考えた時に、
はたして年間420億もかけて開発しなければいけない技術なのでしょうか?


  ryo


*** 東京新聞 2010.8.29 ***


もんじゅ、つり上げ器具に不具合 装置落下トラブル


 高速増殖炉原型炉もんじゅ福井県敦賀市)の原子炉容器内に装置が落下したとみられるトラブルで、日本原子力研究開発機構は29日、つり上げ装置の器具に不具合があったと発表した。

 原子力機構によると、つり上げ装置は先端に付いた二つのツメで重さ約3・3トンの「炉内中継装置」をつかみ引き上げる。ツメを開閉させる器具が正常な位置から約90度も回転、つかむ力が緩くなって落下した可能性がある。

 7年前に点検した際は、異常は見つからなかったという。

 もんじゅでは26日、燃料交換に使う「炉内中継装置」をつり上げた際、原子炉容器内で落下したような衝撃音がした。